こんにちは。アニマルヒーラーなおです。
私の特殊能力は「視える」「聴こえる」「癒せる」です。
人とペットが仲良く暮らせるようにペットに関する情報をお届けしています。
先日、『ペットロスの乗り越え方』についての記事を書きました。
今回はペットロスの乗り越え方についての事例をご紹介させていただこうと思います。
ペットロスになったMさんがアニマルコミュニケーションを通してペットロスの辛さをどのように克服していったかをお話しします。
野良猫Cちゃんとの出逢いとCちゃんのトラウマ
Mさんは、動物想いの心優しい女性です。
最初は
「野良猫Cちゃんを家猫として迎え入れたい」
とのことで、アニマルコミュニケーションの相談依頼がありました。
Mさんにとって、Cちゃんは野良猫の中でも特別な存在でした。
だけど、Cちゃんは他の野良猫たちとは違い
「ごはんを食べる距離まで来てくれない」
という状況でした。
それでCちゃんにアニマルコミュニケーションをしてみると、Cちゃんには過去に人へのトラウマがあることがわかりました。
「人には近づきたくない」と。
Cちゃんはハートを閉ざした状態でした。
私はアニマルコミュニケーションをしていると味覚・感情・痛覚、すべてがそのペットの意識になります。
そのため、Cちゃんの心の傷がどれほど辛いものだったかということを今でも覚えています。
Mさんの希望もあり、Cちゃんへは思念伝達(ペットの無意識レベルにまで働きかけること)とヒーリングを繰り返し行い、Cちゃんの過去のトラウマを癒していきました。
これは私の使命と信念に基づくものですが、私自身は人のエゴでペットや動物に対し無理にメッセージを送ることはありません。
今回はCちゃんにMさんのごはんを食べて欲しいというお話からのご相談でした。
でも人のエゴで無理やり家に来てほしいとCちゃんに伝えるのではなく、Cちゃんの人に対する傷を癒し、愛を送ることを目的として、思念伝達とヒーリングを行いました。
Cちゃんが家の中まで来てくれるように
それから2月ほど時は経ち、再度Mさんからアニマルコミュニケーションの依頼がきました。
「あれからCちゃんが少しずつ家の中まで来てくれるようになりました。」
「ご飯も食べてくれて、お家で迎え入れることができました。」
とのご報告をいただきました。
そうなんです。
2か月という時間をかけて、Mさんの人となりを感じてCちゃんがハートを開いたのです。
この時、私は心から喜びを感じました。
2人は、お互い自分自身の意志で一緒になる選択をしてくれたのですから。
Cちゃんの旅立ちの時が近づく
CちゃんはMさんに迎え入れてもらったものの、Cちゃんは野良猫の時間が長く、持病か顎の変形があり食事もうまく取れず、痩せていました。
そのため、何度も病気になり病院通いをしていました。
それから年月がたち、いよいよ全身が衰弱してきて、旅立つ日が近くなりました。
MさんからCちゃんを苦しませないように出来ることをして欲しいと依頼があり、痛みや食欲改善の目的でヒーリングを行いました。
アニマルコミュニケーションで私がコミュニケーションを行える対象は、ペットの意識・魂、そして死後の世界の魂です。
魂とコミュニケーションが行えるというのは私自身のスピリチュアルな能力があるのが理由です。
でも、スピリチュアルな能力を持っていても人に伝えられないことがあります。
それは人の生死・妊娠の有無・寿命の話です。
これはペットも一緒。
ヒーリング依頼があり、Cちゃんの身体の状態は詳しくお伝えできても、寿命はお伝え出来ないのです。
命のお話しについては神様の領域になってしまいます。
私が出来ることはCちゃんが頑張って生きている間に、Mさんができることをさせてあげることです。
そして、Mさん自身がCちゃんの死に対する恐怖心を持たないように、メッセージをお伝えすることです。
また、CちゃんがぐったりしながらもMさんに伝えたいことがあれば間接的に私がお伝えしました。
寿命に関しては先ほどお話しした通り伝えることはできませんが、私がCちゃんを視ると、いよいよ魂が抜けかかっていたのが分かりました。
「今晩はもう無理かもしれない。」
と感じ、Mさんに一緒に寝てあげるのがいいかもしれないと伝えました。
飼い主さんはもちろん、愛するわが仔を看取りたいと思いますよね。
でも、ペットたちはそう思ってない場合が多いのです。
それは
- あなたの悲しむ顔をみたくないから
- 自分の弱ったところを見せたくないから
ここは私自身、人とペットの意志の違いに苦しむところでもあります。
どちらの意志を尊重するのがいいのか?
正解は何なのか?
いつも深く考えさせられます。
MさんはCちゃんが微かに呼吸する中、一晩中泣いていました。
何度も深夜、呼吸を確認しながら。
そして明け方Mさんは急に睡魔に襲われ、一瞬眠りに入りました。
そして次に起きた瞬間、もうCちゃんの息はなかったのです。
ほんの一瞬の出来事でした。
Cちゃんは、この世界から天国に昇りました。
Cちゃんが亡くなった後のお話
Mさんは泣きながら翌日連絡してきました。
「先生、Cちゃんは私が一瞬眠った隙に亡くなりました…。」
「でも、もう状況もわかっていたし、一緒に眠れたし、あの仔が苦しまなかったらそれでいいと思います。」
「すごく、辛いけど…。」
そう。
このMさんの言葉からお分かりになるかと思いますが、ここでとても大切なことはペットロスになる前からの飼い主さんの心のケアなんです。
十分に飼い主さんとペットの想いをお互いに通わせることで、飼い主さんのペットロスのつらい心の痛みを減らすことが出来るのです。
そして、ペットが亡くなった瞬間から私にはその仔が死後どうなったのかわかります。
そのためリアルタイムでCちゃんの魂の状態をMさんに詳しく伝えていきました。
MさんはCちゃんという大切な存在を失いペットロスになり、とっても悲しみました。
でも、アニマルコミュニケーションを通じてCちゃんの亡くなった後の状況を聞くことで、Mさん自身のつらい気持ちがとても和らぎました。
Mさんには私を通じてCちゃんに関する様々な情報を受け取っていただきました。
- Cちゃんは葬儀をしてほしいのか?
- 天国はCちゃんにとってはどんなところなのか?
- 私(Mさん)の元には魂でも来てくれないのか?
ペットロスになった方と同じように、Mさんは多くの疑問や悲しみの気持ちを私に伝えてくれました。
私のアニマルコミュニケーションの場合、亡くなった後すぐでもペットの魂の状況がわかります。
ペットが亡くなるとその魂はペットの肉体からは離れてしまいますが、肉体の死後も生前と同じようにアニマルコミュニケーションを通じて飼い主さんとペットがお互いにお話ができるのです。
愛するペットが亡くなることは苦しく、悲しいこと。
だけど、私たちは魂という強い絆でつながっています。
魂の絆に、時空は関係ないのです。
ペットロスを乗り越えて
MさんはCちゃんに逢いたくて寂しくなった時や、Cちゃんと直接話がしたい時はいつも私に連絡してくださいました。
Cちゃんを亡くして3カ月がたった時に、Mさんは私に言いました。
「先生。私すごく苦しかったけど、Cちゃんが亡くなってからもこうやって毎回本当にあの仔と話をさせてもらって心がすごく軽いです。」
「先生のおかげでペットロスの悲しみも少し楽になりました。」
「ありがとうございます。」
と。
ちなみに、亡くなったCちゃんはMさんとは魂の繋がりが強く、Mさんに「笑顔でまた逢えるよ」と言っていました。
それがどういう意味かは…。
皆さんが想像してみて下さいね。
いかがでしたか??
アニマルコミュニケーションを通して、飼い主さん自身本当に意識の持ち方が変わるということ。
今回のお話しで少しでも感じていただけたのではないかと思います。
そして、アニマルコミュニケーションを通して「ペットロスにならないペットとの関わり方」をすることで、本当に気持ちが楽になるのです。