こんにちは。
アニマルヒーラー新月です。
私の特殊能力は「視える」「聴こえる」「癒せる」です。
ペットの気持ちについての情報発信をしています。
本日は「ペットロス症候群のチェックで予防から緩和そして克服まで」というテーマでお話ししますね。
Contents
ペットロス症候群とは何か?
ペットロス症候群とは、愛するペットを亡くしたことによって生じる悲しみ・抑うつ・孤独感・無力感などの複雑な感情のことを指します。
特に長年一緒に生活してきた愛犬や愛猫を失った場合、その愛情や絆が深いために強い喪失感を抱くことがあります。
またペットが亡くなる前に介護をしている場合、その介護が終わることで感じる喪失感から、ペットロス症候群を引き起こす原因にもなったりします。
ペットロス症候群の特徴について
ペットロス症候群になると、大切にしていたペットを亡くしたことによって生じる複雑な感情、主に悲しみ・孤独感・無力感、そして罪悪感や焦燥感などを感じます。
また重い症状のペットロス症候群になると、本来の日常生活に戻ることが難しく、心身ともに疲れ切ってしまう傾向があるので注意が必要です。
愛犬や愛猫は、飼い主さんにとっては家族や友人、そしてパートナーにも等しい存在です。
そのため愛犬や愛猫の死によって引き起こされる感情や想いはとても強いのです。
時間をかけても治癒することも難しいとされています。
ペットロス症候群を克服するためには、飼い主さん自身が立ち直るための対処法を見つけることがとても大切なのです。
それには、その深い悲しみを受け入れてくれる家族や友人が必要であり、専門家のサポートも有効となります。
またペットの思い出を大切にし、時間をかけてしっかりと受け止めることが、ペットロス症候群を乗り越えるための第一歩となるでしょう。
ペットロス症候群は誰にでも起こりうること
ペットロス症候群というと、あなたはどんなことが想像できますか??
- 「まだうちの子は若いから関係ない」
- 「うちの子が年を取ったら考えよう」
- 「ペットロス症候群って辛いんだな」
- 「ペットロス症候群に私もなるかも」
など人それぞれになりますが、あなたのペットがまだ若い場合はあまり意識しない方が多いのではないでしょうか。
誰だって、自分のペットには長く健康で生きてもらいたいと願いますよね。
でも飼い主さんであれば必ずペットとお別れする日が来ます。
今は元気なペットですが、年を重ねれば高齢化していきます。
それは人も動物も同じ。
肉体を持つ限り、死は切っても切り離せません。
お別れの日は寿命で迎えることもありますし、病気や事故などにより突然訪れることもあります。
なので、ペットロス症候群になる前に飼い主さんとして必要な対策や準備をしておくことがとても大切になります。
そしてもし今現在、ペットロス症候群になってしまっている場合は、それに適切に対処することが必要です。
繰り返しになりますが、専門家のサポートを受けることもとても有効な手段となります。
ペットロス症候群のチェックリストについて
これまで私はペットロスカウンセラーとして、ペットロス症候群になってしまった大勢の飼い主さんからご相談を受けてきました。
ご相談を受けてきた中でペットロス症候群になってしまった方の傾向がわかってきたので、その傾向について20項目を厳選して記載しておきます。
- ペットを失うことがあった
- ペットを亡くしたときに強い悲しみやショックを感じた
- 眠れなくなったことがある
- 食欲が減退した
- 体調不良を感じることがある
- ペットを思い出すと泣いてしまうことがある
- ペットの写真やおもちゃを見るとひどく悲しい気分になることがある
- ペットのいた場所に行くのを避けたいと思ったことがある
- ペットの亡くなった理由を考えすぎてしまうことがある
- ペットがいる人を避けたいと思ったことがある
- ペットロス症候群について調べたことがある
- ペットの死から数か月以上経過しても悲しみが収まらないと感じる
- ペットとの関係を思い出して嬉しくなったり悲しい気持ちになったりすることがある
- ペットに対する後悔や不安感を感じる
- ペットの死が自分の孤独感を強めたと感じる
- 仕事や家庭のことで気晴らしすることが難しくなったと感じる
- 生きているペットに過保護になった
- ペットのことを思い出すと胸が締め付けられる感じがする
- ペットを失ったことが他人に理解されないと感じる
- ペットを亡くしたことを自分自身の責任に感じる
いかがでしたでしょうか?
当てはまる項目が多ければその分、今は大丈夫でも今後ペットロス症候群になる可能性が高いというのが私の経験則です。
また注意点として、このリストは当てはまる数でペットロス症候群が重度かどうかをチェックするものではありません。
あくまでも
「こういう症状が実はペットロス症候群の一部なんだ」
と、飼い主さんご自身を客観的に知るためのツールとしてお使いください。
ご自身がペットロス症候群かどうかを知ることだけでも、ペットロスの症状を緩和したり克服するための第一歩になると考えています。
ペットロス症候群の原因について
ここでは、ペットロス症候群の原因についてお話ししていきます。
①ペットとの絆の喪失感
人間はペットと長年、共に生活することで深い絆を築いてきました。
ペットは人々の日常生活に癒しを与え、心の支えとなってきました。
だからこそ、とても大切にしていたペットが亡くなった場合には、大きな心の空虚感を抱えたり、喪失感を感じるのです。
またペットとの関係性は、人と人との関係とは異なる面があります。
それは、ペットは無条件で無償の愛を持っているということです。
これらの要素が飼い主さんとペットとの絆をより一層深くします。
ただその一方で、別れがより一層深い悲しみをもたらしてしまうことも事実です。
②愛情の表現対象の喪失感
ペットは人間に愛されていることを感じ取ることができます。
そのため、ペットが亡くなることで飼い主さんはペットに対し愛情を表現し続けたかったという気持ちや、その後の日々の暮らしにおける愛情を表現する相手がいなくなったという深い哀しみと寂しさを感じることがあります。
このように、ペットロス症候群の原因は「ペットとの深い絆」「愛情の表現」によるものが考えられるのです。
ペットが生涯に渡って飼い主さんとの生活において大きな存在となっていたため、ペットとの別れは飼い主さんにとって大きな心の傷を残すことがあるのです。
ペットロス症候群の症状について
次は、ペットロス症候群の症状についてお話ししたいと思います。
ペットロス症候群の症状は
- 悲しみや憂うつ感などの心理的症状
- 身体的症状
- 社会的症状
の3つに分かれます。
①悲しみや憂うつ感などの心理的症状
大切なペットが亡くなったことによって、飼い主さん自身が孤独感や無力感、不安を感じるなどが心理的症状に該当します。
ペットロス症候群は、人によって異なる症状や影響を引き起こします。
- ペットと過ごした時間や思い出を振り返ると、涙が止まらなくなる
- 悲しみや苦しみの感情が周囲に理解されず、孤立してしまう
そのため、悲しみや憂うつ感を引き起こす病態に対して正しい理解を持つことがとても大事です。
ペットを失った人が悲しみから抜け出るためには、まず自分の感情を受け止めることが必要です。
自分自身を責めることなく、ペットが残してくれた思い出や愛情を心に留め、時間をかけて悲しみを乗り越える一歩を踏み出しましょう。
②身体的症状
ペットロス症候群は身体的な症状を引き起こすこともあります。
例えば
- 食事が喉を通らない
- 眠れない日が続く
- 慢性的に体調が悪い
…など。
悲しみが自分自身を取り込んでしまわないように、自分自身で悲しみをコントロールすることが重要です。
気が進まないかもしれませんが、時には体を動かすことも効果的です。
ペットロス症候群に対する正しい理解、励まし、関わり合い、またペットロスカウンセラーからのアドバイスや自分自身の心の対話を通じて、これらの症状を緩和していきましょう。
③社会的症状
ペットロス症候群は、ペットを失った人が感じる悲しみや憂うつ感などの心理的症状や身体的症状の他に、社会的症状も現れることがあります。
社会的症状とは、ペットを失ったことで生じる人間関係の変化、人付き合いや日常生活への影響を指します。
例えば、ペットを失ったことで「周囲の人々との会話が苦手になる」「家族との関係が悪化する」といった人間関係の変化が該当します。
またペットがいなくなったことで、自然と人と接するような場に足を運ぶことがなくなるケースもあります。
さらに、ペットは日常生活の中で非常に重要な存在となっているので、ペットを介した活動や運動量が急に減ることで、生活の質が低下してしまうことがあります。
大好きなペットと一緒に行っていた散歩・遊び・料理などの活動は、飼い主さんにとって生活に活気が生まれ、実は健康にも良い影響をもたらしていたのですね。
私はアニマルコミュニケーションを通して、多くのペットロスの飼い主さんへカウンセリングをさせていただきました。
今までお話ししたように、ペットロス症候群の症状は本当に様々です。
中にはペットが亡くなって数カ月で終わらないケースもあります。
愛するペットを亡くした飼い主さんの心の傷は、愛する人や家族を亡くした時のようにとっても大きいのです。
ペットロス症候群になった飼い主さんから
「人を亡くした時よりペットを失った時のほうが心の傷が大きい。」
「何年経っても心の傷が癒えず、忘れることができない…。」
そんな声を聞くこともあります。
そのくらい、愛するペットを亡くされた方の心の傷は深刻ということです。
飼い主さんのこのような声からもわかるように、ペットロス症候群になってからの対応だと克服が困難になってしまうケースがあります。
つまり「ペットロス症候群にならないための行動や準備」がとても大切だということを私はお伝えしたいのです。
ペットロス症候群の予防方法
一度ペットロス症候群になってしまうと、心の痛みはとても辛いものです。
そのため「ペットロス症候群にならないようにする」ことも必要だと私は考えています。
ペットロス症候群にならないからと言って、ペットのことを本当に愛していないというわけではありません。
また、ペットへの愛が弱いということではけっしてないのです。
ここでは
- 死に対する考え方
- 日頃から意識すべきこと
の2つをお話ししますので、ぜひご一読いただければと思います。
-死に対する考え方について-
あなたの死生観はどんなものですか?
あなたはペットの“死”に対してどんなイメージを持っていますか?
今元気なペットを飼っている人であれば、“死”を今から考えたくない、もしくは考えないかもしれません。
“死”とは肉体から魂が離れることです。
ではなぜ、人は“死”に対して恐怖を抱くのでしょうか?
人の多くは死に対して悲しい・苦しい・怖い・縁起が悪いなど、ネガティブな印象を持ちますよね?
果たしてそれは本当に真実なのでしょうか?
人もペットも輪廻転生を必ず繰り返します。
死は終わりではなく、始まりでもあるのです。
世間一般的な死のイメージを、あなたがこの瞬間から変えることによって死に対するイメージが変わります。
そしてそれが、あなたがペットに対する命についての考えも変化させるのです。
-日頃から意識すべきことについて-
愛するペットと後悔しない毎日を送ってますか?
ペットロス症候群になる人の多くは、ペットが亡くなった時に大きな後悔を抱いています。
「あの時こうしたかった」
「あの時こうしなければこんな状況にはなってなかったかも」
ペットが亡くなってから、その存在の大きさに気づいたというケースも多くあります。
あなたの生活がつい忙しいとペットの優先順位が下がってしまい
「また今度の時間でいいかな。」
と思うことはないですか?
時間は有限。時を戻すことはできません。
あなたが愛するペットと後悔しない時間を過ごせていれば、後悔する想いは最小で済むのです。
目の前にいるペットとの“今”を大切にする意識を強めましょう。
それは愛するペットの幸せにもつながるのです。
ペットロスにならないための予防策や準備として、ペットロスでどの飼い主さんも感じてしまう死の恐怖に対する考え方を変えたり、後悔しない愛犬・愛猫との生活をどう充実させるかが鍵だと私は考えています。
ぜひ参考にしていただければと思います。
ペットロス症候群の緩和方法について
ペットロス症候群から立ち直る方法として「どのようなものがあるのか」についてお話ししたいと思います。
①自分の気持ちを整理する
悲しみを抱え込むのではなく、感情をしっかり整理することが大切です。
ペットとの思い出を振り返り、その感情を受け止め整理することで、少しずつ心が癒されていきます。
もう一度、愛するペットのために何かをやってあげることも、自分自身を癒すためにはとても効果的な手段です。
※ペットロスの悲しい気持ちの整理の仕方についてはこちらのブログでもご紹介しているのでご参考ください。
≫「ペットロスの辛い感情の受け入れ方」はこちら
②周りの人々のサポートを受ける
大切な人に愛を注いでもらい、悲しみを共有することも大切です。
ペットを亡くしたという悲しみを自分だけで抱え込まず、身近な家族や友人のサポートを受けて乗り越えていきましょう。
③専門家に相談する
ペットロス症候群は、時に重度化して立ち直りが難しくなるケースがあります。
そんな時は、専門家に相談することもご検討ください。
動物病院やペットロスカウンセラーなど、相談先はたくさんあります。
専門家からのアドバイスを聞き、対処方法を学ぶことがペットロス症候群から立ち直るための一歩となります。
ペットロス症候群を克服するために
天国にいるあの仔の魂は今もこれからも、いつまでもあなたと一緒にいます。
そのことをまずは信じてください。
あの仔はこの世に生まれ、あなたのもとに訪れて、あなたの魂の成長のために共に過ごしてくれました。
あの仔との絆は、あなたの魂の成長に必要だったのです。
あの仔との現世での別れはとても辛く、寂しいものです。
ですが、そのような悲しい経験もまた乗り越えることで、自分自身の魂を成長させることにつながります。
大切なあの仔を通じて、愛することを知ることができたかもしれません。
また命の尊さであったり、今後のあなたの生き方や考え方についてもいい意味で大きな影響を与えてくれると信じています。
繰り返します。
あの仔との出逢いはけっして無駄ではありませんでした。
あなた自身が自分を見つめ直し、今後どうしたいのか、これからのことを考えましょう。
大切なことはあの仔との思い出を胸に、これから一歩踏み出すことなのです。
ペットロス症候群を一人で抱え込まないでください
あなたがこの記事を読んでくださっているということは、もしかしたらペットロス症候群にすでになっているのかもしれません。
その症状は軽いものかもしれないし、重いものかもしれません。
この記事で少しでもあなたの心を軽くするお手伝いができたら、私新月としてはとても嬉しく思います。
ただ、この記事の内容だけではあなたのペットロス症候群による心の傷を癒すことができない場合もあると思います。
その際は、月のひかりへご相談いただけないでしょうか。
月のひかりのアニマルコミュニケーションでは、天国のあの仔とお話ができるようにお手伝いもさせていただいております。
またあなたの心と身体、そして亡くなったペットの魂を癒すためのヒーリングも行っています。
私はペットや動物を心から愛しているからこそ、アニマルコミュニケーションやアニマルヒーリングのお仕事をさせていただいております。
ペットロスカウンセラーとしても多くの経験がありますので、安心してご相談ください。
≫月のひかりへのご相談はこちらから
また、ペットロスカウンセリングについては↓こちら↓のページでもご紹介していますので、ぜひご一読ください。
≫「ペットロスについて」はこちら
繰り返しますが、ペットロス症候群は一人で悩まないでください。
あなたには必ず新しい人生を歩んでいく勇気と強さがあります。
だから今、小さな一歩を踏み出すことを恐れないでくださいね。
月のひかり 新月
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